2013年5月30日木曜日

Chromiumをビルドする(Visual C++ 2010 Express編)

2015/01/28 追記: ビルド方法が大幅に変わったので、新たに記事を書きました。


2014/05/27 追記

この方法はもう古くなってしまいました...。
Chromium 35以上では、toolchain + ninjaによるビルドがデフォルトとなりました。 この影響で、Visual Studio 2013より前のバージョンのソリューションファイルの生成ができなくなっています。
以下、参考のためそのまま残しておきます。


ChromiumをVisual C++ 2010 Expressでビルドする方法を、メモ程度に書きます。
※VC++を使うので、ビルド対象はWindows版です。念のため。

2013年5月28日火曜日

Blinkについて


WebKitからBlinkに変わったChromium(Chrome) 28が開発版からベータ版になりました。

とある有名なブラウザー(ダブルエンジンの1つをGeckoエンジンからChromiumに切り替えたものと、独自エンジンから切り替えたもの)が プレビュー版をリリースしたようですが、 TungstenはChromiumの安定版がリリースされるまでBlinkに更新することは多分ありません。
# 誰かが欲しいとリクエストすれば答えるかも・・・

レンダリングエンジンがWebKitからBlinkになっても、見た目はさほど変わりません。 UIだけなら、語句だけしか変わっていないようにも見えます。 しかし、内部は大幅に変わっています。WebKitのうち、Chromiumとは無関係なコードは発表後すぐに消していったそうですし。 機能的に変わるのはこれからでしょうから、Chromium 28で劇的に変わるとは思っていません。

まだコードを見たわけではないので断言はできませんが、UI部分の変更が大きくなければ、 TungstenにおけるChromiumのバージョンアップ作業がさほど困難にならないだろうと思います。

なお、仮にTungstenがプレビュー版をリリースしたとしても、 ベータ版になる前にプレビュー版をリリースしたブラウザがあるため、 日本初と名乗ることはできなくなってしまいました。
せっかく、日本初のBlink搭載ブラウザー(ただしベータ版)だと名乗れるチャンスだったのに・・・ というのは内緒にしておいてください。

追記
Blinkに変わったChromium(Chrome) 28の正式版が登場したので、それにあわせて Tungstenも1.13にバージョンアップしました。詳細は該当記事にて。

2013年5月27日月曜日

Tungsten 1.11リリース

TungstenがVersion 1.11にバージョンアップしました。

WebKitエンジンを使用している場合、短時間にリダイレクトが発生したり、 ページを閉じるときにWebKitエンジンプロセスが強制終了する場合がある問題を修正しました。

今回はこのバグ修正のみで、新機能、機能変更はございません。

2013年5月25日土曜日

Version 1.10をリリース

2013/05/27 追記・修正
Version 1.10にて、WebKitエンジン使用中に、WebKitエンジンのプロセスが異常終了する現象を確認しました。
この問題は、Version 1.11にて解決済みです。

Version 1.03から4ヶ月以上かかってしまいましたが、 TungstenがVersion 1.10にバージョンアップしました。
1.03までに発生していたバグ修正がほとんどですが、今回は非常に大きな新機能があります。

WebKitとTridentのダブルエンジン

1.03までは、IEコンポーネントだけを使っていました。
IEのメジャーバージョンアップが止まっているWindows XPではHTML5の対応が乏しく、 JavaScriptやページの表示速度がそんなに速くありません。

1.10では、WebKitレンダリングエンジンが新たに搭載されています。

WebKitレンダリングエンジンは、ChromiumをベースにTungstenとの連携機能の追加や最適化を行っています。 採用するChromiumのバージョンは、Chromeの安定版と同じバージョンのものです。
今後、Chromeのバージョンアップに連動して更新していく予定です。 Chromium 28の安定版が登場した場合は、Tungstenに搭載されるレンダリングエンジンがWebKitエンジンからBlinkになります。

WebKit(Chromium)を採用したことによるメリットは、高速かつ安定したレンダリングができること。 IEコンポーネントとは異なり、タブごとにプロセスが分離するため、IEコンポーネントよりフリーズする確率が減ります。

ただし、デメリットもあります。メモリーが大量に必要になります。タブをいくつも開いていると、4GBでは足りなくなるかもしれません。
また、Tungstenの仕様により、閉じたタブを開いたときにセッションの復元ができないという制限も(相変わらず)あります。

Tungstenは、まだまだバージョンアップをしていきます。 これからもよろしくお願いいたします。

2013年5月23日木曜日

作業状態の保存・読込み機能

Tungstenに搭載されている作業状態の保存・読込み機能についてご紹介します。

せっかく苦労してグループ化や画面分割をしても、タブを閉じてしまうと崩れてしまいます。 「閉じたタブを開く」機能で復元できるのは、直前に閉じたタブ、またはグループのみのため、画面分割の状態は元に戻せません。

そこで活用していただきたいのが、作業状態の保存・読込機能です。

2013年5月21日火曜日

Tungstenの基本的な使い方 その3 クイックスタート編

複数階層のグループ化ができるシンプルなブラウザ、Tungsten。 初めてお使いになる方に、基本的な使い方を簡単にご説明します。

今回は第3弾として、クイックスタートをご紹介します。

2013年5月20日月曜日

Tungstenの基本的な使い方 その2: 画面分割編

複数階層のグループ化ができるシンプルなブラウザ、Tungsten。
初めてお使いになる方に、基本的な使い方を簡単にご説明していきます。

今回は第2弾として、画面分割を紹介します。

2013年5月19日日曜日

Tungstenの基本的な使い方 その1:タブ操作・グループ化編

はじめまして。Tungstenの製作者の1人のMSRです。
このブログを通じてTungstenの最新の情報、使い方、苦労話(?)などを書いていきたいと思います。

「そもそも、Tungstenって何なんだよ?」と思われる方が多数いらっしゃると思いますが、 一言で言ってしまえば、新種のタブブラウザーです。 もし、インストールしてみたいなら、Tungsten-start.net から手順に従ってダウンロード、インストールしてください。

では、タブの操作とグループ化の方法を紹介したいと思います。