2015年3月18日水曜日

Tungsten 2.02 リリース

Tungsten Version 2.02をリリースしました。

変更点

閉じたタブを開く動作の改良(Blinkエンジンのみ)

閉じたタブを開く動作を改良し、条件付きでナビゲーション状態やセッションを復元できるようにしました。 以下をすべて満たした場合に限ります。

  • Blinkエンジンのタブであること
  • Tungstenの起動から終了までの間に閉じたタブであること

Blinkエンジンを41.0.2272.89にバージョンアップしました。

以前のバージョンに引き続き以下のような独自修正を行っています。

  • システムにインストールされたPPAPI Flashを認識するようにした
    現時点では、システムにインストールしたPPAPI Flashが認識しないので、 レジストリを参照するように修正しました。バージョンが上がっても認識できます。 (ちなみに、本家ではベータ版であるChromium 42から対応しているようです)
  • アクティブでないブラウザウィンドウのチルトホイールイベントが正しく動作しないバグの修正
  • DirectX11版のANGLEを無効化し、従来からあるDirectX9版にした(引数指定により実現)
    39から、一部GPUでCanvasの描画不具合 (Canvas Perfなど) を抱えているのでまだDirectX11版を有効にしません。
  • HiDPI対応を無効化
    TungstenがHiDPIに対応していないので、相性問題を回避するために無効化しました。
  • 不要機能の削除(Google Now、Googleアカウント同期機能、Chromiumアンインストーラー、翻訳、Chromium固有のブックマーク、履歴、ブラウザオプションの一部など)
  • コンパイラ最適化オプションを一部変更

バグ修正

以下のバグを修正しました。

  • Windows Aeroでない場合にクイックスタートを非表示にするとタイトルバーの位置がずれる
  • Windows Aeroでない場合に最大化できない
  • アクティブタブがローカルアプリ以外の場合にスタートメニューのローカルアプリが起動できない
  • その他、細かなバグ

すでにTungstenをお使いの方は、デフォルトでTungstenの起動時に通知されるようになっています。 その指示に従ってダウンロード・インストールを行ってください。
ダウンロードページからダウンロード・インストールでもOKです。