Tungsten Version 2.02をリリースしました。
変更点
閉じたタブを開く動作の改良(Blinkエンジンのみ)
閉じたタブを開く動作を改良し、条件付きでナビゲーション状態やセッションを復元できるようにしました。 以下をすべて満たした場合に限ります。
- Blinkエンジンのタブであること
- Tungstenの起動から終了までの間に閉じたタブであること
Blinkエンジンのバージョンアップ
Blinkエンジンを41.0.2272.89にバージョンアップしました。
以前のバージョンに引き続き以下のような独自修正を行っています。
- システムにインストールされたPPAPI Flashを認識するようにした
現時点では、システムにインストールしたPPAPI Flashが認識しないので、 レジストリを参照するように修正しました。バージョンが上がっても認識できます。 (ちなみに、本家ではベータ版であるChromium 42から対応しているようです) - アクティブでないブラウザウィンドウのチルトホイールイベントが正しく動作しないバグの修正
- DirectX11版のANGLEを無効化し、従来からあるDirectX9版にした(引数指定により実現)
39から、一部GPUでCanvasの描画不具合 (Canvas Perfなど) を抱えているのでまだDirectX11版を有効にしません。 - HiDPI対応を無効化
TungstenがHiDPIに対応していないので、相性問題を回避するために無効化しました。 - 不要機能の削除(Google Now、Googleアカウント同期機能、Chromiumアンインストーラー、翻訳、Chromium固有のブックマーク、履歴、ブラウザオプションの一部など)
- コンパイラ最適化オプションを一部変更
バグ修正
以下のバグを修正しました。
- Windows Aeroでない場合にクイックスタートを非表示にするとタイトルバーの位置がずれる
- Windows Aeroでない場合に最大化できない
- アクティブタブがローカルアプリ以外の場合にスタートメニューのローカルアプリが起動できない
- その他、細かなバグ
すでにTungstenをお使いの方は、デフォルトでTungstenの起動時に通知されるようになっています。
その指示に従ってダウンロード・インストールを行ってください。
ダウンロードページからダウンロード・インストールでもOKです。