2014年10月4日土曜日

Windows 10 Technical PreviewでTungstenを動かしてみた

Windows 10 Technical Previewが公開されたようです。試験環境に入れて、Tungsten 1.94の動作を少し確認してみました。

まだ環境がWindows 8.1に近いせいなのか、Windowsバージョンが6.3と認識される(※)以外は問題なく動いているようです(試験機能除く)。
(※)Windows 10 Technical Previewの内部バージョンは6.4

Windowsバージョンが6.3と誤認識される問題

Windows 8.1でも起きている現象なので、exeファイルの埋め込みマニフェストにWindows10に対応していると追記するだけで対応可能です。

オペレーティングシステムのコンテキスト

Windows 10用が新設されたようです。が、まだ「Windows 10」とは表示されません。

exeファイルのリソースからマニフェストを抜き出すと、supportedOSが1つ増えていました。以下抜粋。

<application>
    (略)
    <!-- This Id value indicates the application supports Windows Threshold functionality-->
    <supportedOS Id="{8e0f7a12-bfb3-4fe8-b9a5-48fd50a15a9a}"/>
</application>

正式版でもこのIDを使うのかどうかは不明です。Windows 8.1の時と同様、ブラウザのユーザーエージェントが6.4となるにはこれを追加しないといけなくなるでしょう。

WindowsストアアプリはTungstenに取り込めない

Windows 10で大きく変わるものの1つは、ストアアプリがウィンドウ化できるようになったこと。
ということで、試験機能を使ってストアアプリをTungstenのタブに取り込めないか調べてみました。

結果、取り込めず。

ダミーウィンドウだけが取り込まれてしまっています。
別のアプローチを考えないと無理な感じです。